ラジオメーターは、光エネルギーを運動エネルギーに変換する実験器具として、イギリスの物理学者ウィリアム・クルックスにより1870年代に考案されました。
ラジオメーターにはさまざまな形がありますが、最も一般的なのはクルックス放射計で、本製品もその一つです。クルックス放射計では、真空近くまで空気を抜いたガラス球の中に、回転軸に取り付けられた金属製の羽根があります。これを光にさらすと羽根が回転し、光が強ければ強いほど回転が速くなり、電磁放射の強さを定量的に観測することができます。
その原理は「色が濃い金属板の方が光を多く吸収し温度が上昇することで、羽の両面に温度差が生じ、それぞれの表面に接触した気体が対流を起こし、その作用により羽が回転する」という仕組みです。この現象は太陽光、人工光、赤外線(人の手の熱など)にさらされることで観測できます。
色々な光源、熱源で回転の有無、速さが変わりますが、ご購入いただいてからのお楽しみに、これ以上の説明は省略させていただきます。
サイズ:高さ20cm
|